歯を白くしたい方 FAPホワイトニングとは

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一般的なホワイトニングとFAPホワイトニング

FAPとは、フッ化アパタイトの略です。FAPホワイトニングとは、歯を一時的に白くするだけでなく、一般的なホワイトニングとは異なり、 その白さを長期間にわたり保ち続けることができるホワイトニングです。歯を傷めることもなく、それどころか歯質を強化するので虫歯予防にもなる画期的な施術方法なのです。こちらでは、一般的なホワイトニングとFAPホワイトニングの違いを見てみましょう。
ホワイトニングの実用化とFAPホワイトニングの誕生
ホワイトニングは、歯の表面に付着した色素のみを落とすのではなく、歯の中の色素まで分解して歯そのものを白くしていきます。この施術方法は1989年に初めてアメリカで実用化されました。しかし、このホワイトニングは欧米人向けに開発されたため、歯に濃い色素を持つ日本人には適していませんでした。そこで、変色歯と漂白法についての研究者「山岸一枝」が、日本人のためのホワイトニング「FAPホワイトニング」を開発したのです。
FAPホワイトニングの特徴
一般的なホワイトニングは、歯の表面に凸凹を作り、乱反射させることで白っぽく見せます。歯の表面にはエナメル層があり、そこにペリクル層とプラーク層の有機質が付着しており、これらの有機質を分解・除去してエナメル質を凸凹状にします。一般的なホワイトニングは、その上に漂白薬を塗布して光を照射して終了です。そのため、凸凹状した部分に茶渋などが付着しやすく、色の後戻りが早いのです。それに対してFAPホワイトニングは、一般的なホワイトニング同様、歯の表面を凸凹状にしますが、この凸凹部分をそのままにはせず、その上に「フッ化アパタイト」という強化カルシウムの層を5層ほど重ねて吸着させます。そのため、肉眼ではもちろん顕微鏡で見ても歯の表面は滑らかになり、長期間にわたって歯の白さを保ち続け、後戻りしないという画期的なホワイトニングなのです。
虫歯になりにくい
上記でも述べたように、FAPホワイトニングは、凸凹状にさせた歯の表面にフッ化アパタイトを何層も吸着させます。このフッ化アパタイトは、歯や骨といった人体の硬組織に非常に似た成分なので、漂白効果の後戻りを防ぎ、歯質を強化します。そのため虫歯になりにくい歯を作るのです。